熱交換型換気設備

熱交換型換気設備の設置の有無を選択します。

地域の区分が「8地域」の場合は、「設置する」を選択することはできません。

以下のいずれかに該当する場合は、「設置しない」を選択します。

  • 温度交換効率が0.4(40%)を下回る場合
  • 定格条件における給気風量が定格条件における排気風量の半分未満、もしくは2倍より大きい場合
  • 熱交換型換気設備の有効換気量率、温度交換効率、計算対象とする住宅の設計給気風量および設計還気風量または設計外気風量および設計排気風量の情報が不明な場合

温度交換効率

温度交換効率をカタログ等で確認し、入力します。その際、100分の1未満の端数を切り下げた小数点以下二位までの値とし、単位は%(パーセント)とします。 ただし、温度交換効率が0.95(95%)を上回る場合は、「95」を入力します。

給気および排気が一定時間ごとに切り替わる熱交換型換気設備を設置する場合

給気および排気が一定時間ごとに切り替わる熱交換型換気設備を設置する場合は、第三者試験機関が実施した試験の「試験成績書」により、該当するJISに基づく性能値(熱交換効率等)を入力します。

温度交換効率の補正係数の入力

給気と排気の比率による温度交換効率の補正係数」を参照します。

給気と排気の比率による温度交換効率の補正係数

給気と排気の比率による温度交換効率の補正係数を次のいずれかの方法により入力します。その際、100分の1未満の端数を切り下げた小数点以下二位までの値とします。

入力しない(規定値を用いる)
「0.90」を入力します。
入力する
計算方法は、こちら(第三章 第一節 付録A)を参照します。
なお、「温度交換効率の補正係数の算出ツール」を用いて、計算することもできます。

排気過多時における住宅外皮経由の漏気による温度交換効率の補正係数

排気過多時における住宅外皮経由の漏気による温度交換効率の補正係数を次のいずれかの方法により入力します。

計算しない場合(給気と排気の比率による温度交換効率の補正係数に「0.90」を入力した場合)
排気過多時における住宅外皮経由の漏気による温度交換効率の補正係数に、「1.00」を入力します。
計算する場合
排気過多時における住宅外皮経由の漏気による温度交換効率の補正係数は、設計給気風量𝑉d,SA (m3/h)と設計還気風量𝑉d,RA (m3/h)を用い、次式により求めた数値を入力します。その際、設計給気風量および設計還気風量のかわりに、設計外気風量および設計排気風量を用いることもできます。
排気過多時における住宅外皮経由の漏気による温度交換効率の補正係数
設計給気風量、設計還気風量、設計外気風量および設計排気風量は、こちら(第五章)に規定された値とします。
なお、「温度交換効率の補正係数の算出ツール」を用いて、算出することもできます。