主たる居室の照明設備/その他の居室の照明設備/非居室の照明設備
主たる居室、その他の居室または非居室のそれぞれについて、照明設備の設置の有無を選択します。分類が同じ居室が複数ある場合であって、そのうちのいずれかの居室に照明設備を設置する場合は、「設置する」を選択します。
主たる居室またはその他の居室のそれぞれにおいて、当該居室との間を扉等で間仕切ることのできるクローゼットや納戸等に設置する照明設備は、非居室の照明設備として入力します。ただし、基本情報タブにおいて、当該クローゼットや納戸等の床面積を主たる居室またはその他の居室の床面積に算入する場合は、床面積に算入した居室の照明設備として扱います。
また、玄関ポーチの照明設備は、非居室の照明設備として入力します。
照明設備を設置しない場合
一次エネルギー消費量は、主たる居室またはその他の居室のそれぞれにおいて、主たる居室に1か所以上照明設備を設置し、かつそれらすべての照明設備においてLEDを使用するものとして計算されます。
照明器具の種類
主たる居室、その他の居室、または非居室に設置する照明器具の種類を選択します。
キッチンに設置するレンジフード内の手元灯は、当面の間は評価対象外です。シンクの手元灯等は、評価の対象です。
多灯分散照明方式
多灯分散照明方式の採用の有無を選択します。選択要件は、下表の通りです。
選択肢 | 要件 |
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評価しない、または採用しない | 下記のいずれかに該当する場合
|
採用する | 主たる居室に設置する照明設備の消費電力の合計が、拡散配光器具により必要な設計照度を得るための照明設備の消費電力の合計を超えないことが確認できる場合。 くわしくは、こちら(第六章)を参照します。 |
調光が可能な制御
調光機能の採用の有無を選択します。
複数の照明設備を設置する場合
複数の照明設備を設置する場合であって、いずれかの照明設備が調光機能を有する場合は、「採用する」を選択します。
調光が可能な制御とは、照明設備の光束を段階的または無段階で調節できる機能を生じさせる制御をいいます。
照明設備本体が有する調光機能による場合と、照明設備本体とは別の調光器による場合があります。また、照明設備の点灯数の切り替えができる設備についても適用され、減光することでエネルギー削減効果が得られます。
人感センサー
人感センサーの採用の有無を選択します。
複数の照明設備を設置する場合
複数の照明設備を設置する場合であって、いずれかの照明設備に人感センサーが採用されている場合は、「採用する」を選択します。
人感センサーとは、人を感知して自動で照明設備を点滅させる機能をいいます。手動でスイッチをオン・オフさせる場合に起こる照明の消し忘れを防ぎ、また、非居室等での短時間の照明使用においても、エネルギー削減効果が得られます。